Q.マキの葉裏に黒点

Q.
マキの木だと思うのですが
①のように幹の皮がはがれている所が多く、②のような感じが少しのときは
来ていただいた植木屋さんには カナブン だと思うので問題ないと言われました。
が今年はひどいので良く見ると③のような黒い点を発見しました。

対処法をご指導ください。


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A.
①の写真を見ると樹皮のはがれがやや多いようですが、全体の生育状態はどうでしょうか?
全体の生育が良ければそれほど気にする必要はないでしょう。

マキの葉にはアブラムシもつきますが、
②の写真の葉の裏の黒い斑点のようなものはマキアカマルカイガラムシのようです。

発生がごく一部であれば剪定して虫が付いている葉を取り除くことも可能でしょうが、
被害が全体にわたっている様であれば、消毒が必要です。
6~8月にかけてスプラサイド乳剤やカルホス乳剤の1000~1500倍液を、
冬期にマシン油乳剤を散布してください。

また枝葉が込み過ぎると発生しやすくなりますので、剪定して風通しを良くしてください。

③の写真の葉の褐変はペスタロチア病によるものと思われます。
トップジンM水和剤等の殺菌剤を上記の殺虫剤に混ぜて一緒に散布してください。

現在、鹿児島県等九州南部ではキオビエダシャクという虫により、
マキノキ類が激しい被害を受けています。
成虫は羽に黄色の筋が入った青紫色のチョウで他のチョウとの区別は比較的容易です。
注意してください。(神代)