Q.フジの管理

Q.
フジの花を沢山つけて長く見せる方法と剪定の時期、方法を教えてください。

A.
NHKの趣味の園芸によりますと、フジの仕立て方に

立木仕立て(鉢植えなどもこれに準じます)、

棚仕立て(良く見かけるフジ棚)、

スタンダード仕立て(支柱を立てて、主幹を真っ直ぐに伸ばし、先端部にのみ蔓(枝)を伸ばし、花をつける方法)、

アーチ仕立て(バラの花の仕立て方でよく見ます)、

フェンス仕立て(フェンスに横に蔓を伸ばし、出来るだけフェンスから外側に蔓が伸びないように剪定して誘引する方法)等

が紹介されています。

また、フジの種類では、

フジ(ノダフジ:蔓は右巻き、花房の長さが20~100cm)、

ヤマフジ(蔓は左巻き、花房長が10~15cm)、

シナフジ(蔓は左巻き、花房長が15~30cm)、

アメリカフジ(蔓はどちらか不明、花房長が5~15cm)が記載されています。

また、主な系統と品種も紹介されています。各系統と幾つかの品種を参考に転載します。

① イッサイフジ(ノダイッサイフジ;黒龍藤、ナガサキイッサイフジ、ヤツフサフジ)

② ナガフジ(キュウシャクフジ;紫長藤、ロクシャクフジ、ナガフジ;三尺藤、ノダナガフジ)

③ シロバナフジ(白野田藤;花房長は30~60cm、白花)

④ アケボノフジ(口紅藤;花房長は30~50cm、蕾は淡紅色で次第に白色)

⑤ モモイロフジ又はアカバナフジ(本紅藤・新紅藤;花房長は30~40cm、海老茶藤;花房長は50~60cm)

⑥ ヤエフジ(八重黒龍藤;花房長は20~30cm)

⑦ ハガワリフジ(葉に斑が入るもの、錦藤;花房長は15cm、羽衣藤;別名に三保錦、花房長は20~30cm)

⑧ カワリフジ(荒川藤;花房長は20~30cm、蔓肌が荒くて錦松のようになるそうです)

次に、剪定の方法についてですが、ある程度できた植木を買われると思いますので、その後の剪定について書いてみます。

① 立木仕立て
○ 花後の剪定:余分な枝を整理して、木の形を整えます。

最初に、内側に伸びた枝など不要な枝をつけ根から切り取ります。

次に、長く伸びた枝を、外側に向いた芽のすぐ先のところで直角に切り取ります。
その時に支柱に絡んだ蔓は切っておきましょう。

そして、他の枝とからんだように伸びた枝をつけ根から切り取り、さらに、混み合った枝を切り詰めます。

最後に、残した各枝を切り詰めましょう。

参考書にもありますように、基本的には主枝から2本の副枝を伸ばし、他は切り除きます。

落葉後に副主枝を20~30cmの長さの残したい芽のすぐ近くの外芽のところで直角に切ります。

私の経験では、下部から伸びる蔓や細い蔓などは、こまめに切り取ると冬場の剪定が楽になります。

○ 落葉後の剪定:根元や幹の途中から出ている蔓、枯れ枝を取り除きます。
1年枝は、花芽を優先し、一枝に3~4個の花芽を残して、外芽(外側に向いている芽)のすぐ先で直角に切り取ります。
花芽の無い枝や蔓は、樹形を見ながら不要なものは、つけ根から切り取ります。

② 棚仕立て
○ 花後の剪定:花が咲いたときに棚の内側に収まるようにすることと、枝を棚から外れないように平面上に誘引することが一番だと言われます。

なかなか、このように管理された藤棚は見ることができません。
かなり管理に手間がかかります。皆さんは、ブドウ園を見学されたことがあると思いますが、枝の誘引方法は良く似ています。

まず、花後の5月頃から、同じところから沢山出ている不要な枝をつけ根から切り取っていく、透かし剪定をします。

次に枝を結んだところを切り、絡み合った枝をほどいて不要な枝を切り取ってゆきます。

木の先端の方も丁寧にほどき、不要な枝をつけ根から切り取ります。

透かし剪定を終わったら、目的の方向に枝を誘引しながら不要な枝を剪定し、棚にまんべんなく枝が配置されるようにします。

○ 落葉後の剪定:立木仕立てと同様に花芽を優先して、剪定をしましょう。

ご近所に藤棚がある方は、所有者の方に協力され、春の香りのある美しい花を観賞されてはどうでしょうか。 (小河)

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