Q.
カシの葉裏にすす病かと思われる黒斑が見られ、木全体に広がっているのですが、どのように対処すべきでしょうか?
A.
すす病ではなく、うどんこ病だと思います。
病名はカシ類の紫かび病といいます。
最初は白っぽいのですが、やがて茶褐色の薄汚れた病斑となり、見苦しい状態になります。
6月中旬~8月上旬にかけて、枝を透かしたり、枝先を切り詰めたりして、通気性を良くするようにしましょう。
また、11~12月に全体をすっきりした形に整えます。
毎年病気が発生する株には、新芽が出て開き始めた時に、予防的にうどんこ病の防除薬剤(たとえば、フルピカフロアブル2,000倍やボリベリン水和剤1,000倍)を予防的に散布しましょう。(小河)
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我が家のシラカシの生垣がこの病気に侵されてしまいました。
住まいは長野県南部地域です。剪定を怠り、風通しが悪くなったことが原因かと思われます。
7月18日大雑把な剪定を実施し、天気の様子を見て薬剤散布を試みたいと思います。種類については本文以外に下記アドレスにも記載がありましたので、市販されているものの中から効果のありそうなものを選択したいと思います。
回復に期待したいのですが、強い剪定が必要となれば専門家の指導も仰ぎたいと思っています。
http://www.ffpri-kys.affrc.go.jp/kysmr/data/mr0039k1.htm
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コメントありがとうございます。
返信が遅くなり大変申し訳ありません。
カシ類の紫かび病の件に関し記述します。
剪定をされたとのことですが、日当たり風通しは良くなりましたでしょうか。
カシ類には、数種のうどんこ病(紫かび病、裏うどんこ病、うどんこ病)が発生します。
良く発生する株には、新葉が開く頃から予防的に殺菌剤
(カシ類の紫かび病に登録のあるフルピカフロアブル2000倍液や樹木類のうどんこ病に登録のある殺菌剤、例えば:トリフミン水和剤、マネージ乳剤、モレスタン水和剤、ヒットゴールド液剤ALなど)
を2週間置き位に2~3回散布されると被害を軽減できると思います。
また、剪定時期にもよりますが、剪定後の新葉に対しても同様の処置をする必要があります。(小河)