Q.
クロガネモチの葉が落ちて、常緑樹とは思えない程の姿になっています。
原因や対策を教えてください。
A.
クロガネモチの斑点病や黒紋病から、葉が落ちるのだろうと思われます。
初秋(9月ごろ)から落葉が発生することが多いようです。
経験上、定期的な殺菌消毒を施しておけば、葉の落ちることはありません。
だいたい、冬期や春期にも着生病葉上で病原菌は生きているため、5月・7月・9月と3回殺菌消毒してください。
クロガネモチでは、数年前から、大木の細枝から太枝へと枝枯れが発生し、ついには主幹まで枯死する被害が多く見られるようになりました。
原因は調査中ですが、今までクロガネモチでは発生していなかった病気の可能性が高くなっています。
他の樹種での現象ですが、クロガネモチで考えられている類似の病気に感染しても、旺盛な生育をしている個体では発症しにくいことが分かっています。
クロガネモチにおいても、旺盛な生育をするように管理する必要があるでしょう。(古賀・小河)