Q.
イヌツゲを剪定後、消毒しようと思ったのですが、時期を教えてください。
また、消毒と剪定の順番及び間隔を空けるべきなのかも教えてください。
A.
イヌツゲは病害虫に比較的強く、害虫としては、ハマキムシ類(クロネハイイロハマキ)、エダシャク類(マエキオエダシャク)、ハダニが被害を与えます。
クロネハイイロハマキは、5~10月にかけて、年数回発生します。
7~8月の被害は大きく非常に見苦しい姿となることも多いものです。
日頃より良く観察し、発生初期に消毒することが重要です。
イヌツゲには登録農薬はないと思いますが、カルホス乳剤やデナポン乳剤を注意深く散布すると良いでしょう。
また、エダシャク類にはトレボン乳剤が樹木類で登録されています。
消毒と剪定の順番についてですが、剪定の後に消毒をした方が、枝の奥の方にも薬剤がかかりますので、剪定を先にした方が効果的です。
間隔は空ける必要はないでしょう。(神代)