Q.
祖母の家にマユミの木があります。
剪定を頼まれたのですが、どんなふうにしたら良いのでしょうか?
消毒や施肥も必要ですか?
A.
マユミは雌雄異株で、秋の紅葉や雌株の赤い実も美しいものです。
強剪定をするとゴツゴツした硬い樹形となりますので、
極力柔らかい樹形となるような剪定を行ってください。
庭のスペースに余裕があれば、
込みあった所の枝抜き程度の軽めの剪定で良いと思います。
そうでない場合は冬期、落葉後に長く伸びた枝を切り戻し、
込み合った枝や絡み合った枝を剪定すると良いでしょう。
病害虫も少ないのですが、
春、新芽が出た後にミノウスバが発生し、
ほとんどの葉が食べられ、木が丸裸になってしまうことがあります。
発生初期であれば、木をゆすって、
糸を引いて落ちてきた虫を補殺すると良いでしょう。
被害が激しい場合は殺虫剤の散布が必要です。
カイガラムシが発生することがありますが、
冬期にマシン油乳剤を散布してください。
また、大きくする必要がなければ、
肥料は不要です。(神代)