Q.
マツがマツクイムシにやられて弱っています。
孔に栄養剤を注入しています。
樹脂は出ています。どうしたら元気になるでしょうか?
A.
栄養剤を入れてもマツクイムシ(マツの材線虫)の予防・治療はできません。
材線虫病の予防の仕方は
5月10日~15日の間、6月上旬、6月下旬から7月上旬の3回にわたり
スミパイン乳剤(スミチオン乳剤でも可)の150倍液を枝先にまんべんなく散布します。
水滴がしたたる程度まで丁寧に散布しましょう。
孔(穴)にはトップジンMペーストを塗布します。
段作りの松の場合、段が重なり、樹冠内部(幹に近いほう)に光が差し込みにくくなると、
その部分の小枝は衰弱・枯死することが多いです。
同時に土壌も改良するとすれば、
幹から放射線状に30cm位の穴を掘り、木炭を埋め込んでください。
共生菌の活動が良くなり吸収根も多くできます。(小河)