Q.レッドロビンの病害

Q.
レッドロビンの葉に暗褐色の円い斑点が沢山つき、被害葉は早めに落葉します。

原因と対策を教えてください。

A.
ごま色斑点病という病気だと思います。

ごま色斑点病がベニカナメモチで大発生し、その代用としてこの病気に罹りにくいと言われていましたレッドロビンが導入されました。
しかし、レッドロビンでもこの病気が発生している事例を良く見聞きするようになりました。

新芽が出始めてしばらくしますと、葉に鮮やかな紫紅色のぼかしを持つ小さな円班が出来てきます。

やがて、暗褐色の中心部にごま粒大の光沢のある菌体を生じます。

害葉は早期に落葉し、激しい場合には枝枯れを起こして次第に樹勢が衰え、最後には枯死する株も出てきます。

防除は、ベンレート水和剤(2000倍)、トップジンM水和剤(1500~2000倍)を1~2枚被害が発生したら月2回程度散布しましょう。

また、毎年発生する被害株では、落ち葉を掃きとり、着生病葉を切り取って処分するとともに、新芽が開き始めたら上記薬剤を月2回程度散布しましょう。

ごま色斑点病は、カナメモチ、カリン、シャリンバイ、サンザシ、ズミ、ストランベイシア、セイヨウサンザシ、ビワ、セイヨウナシ、ナシ、マルメロ、リンゴなどに発生するとされています。(小河)