Q.金芽ツゲの葉が落ちる

Q.
20年前から生垣として植えている金芽ツゲの葉が、10年ほど前から葉が落ちるようになりました。
何となく北側のツゲより南側のツゲの方が葉が小さく、樹勢が弱い気がしました。
最初に枯れたツゲの木は幹が腐ったようになって、全体が枯れてしまいました。
最近、北側のツゲも以前に比べ葉が小さくなった気がしています。
このままでは南も北も樹勢が弱くなって枯れたりするのでは・・・と心配です。


ツゲ類はもともと高山植物に入ります。
イヌツゲは特に暑さを嫌います。金芽ツゲはイヌツゲの仲間です。
最近のように35度~40度の高温になりますと枝が幹焼けを起こし枝枯れすることも考えられます。
(原田)

山の中のツゲは大きくなりますし、寿命も長いですのでそういった気候に適していると考えられます。
ただ、平地においても、乾燥している地でも加湿気味の地でも比較的オールマイティーな土地において、よく生長します。
置かれた環境に対応できる木といえると思います。
写真をみたところ、葉に点星風の害があり、ダニの発生が予想されます。ダニ剤の散布をお願いします。
また、木がだいぶ弱っています。冬期に完熟の鶏フン肥料か油カス(1本/50~100g)を施してください。
(古賀)

追記
ツゲで一番注意しないといけないのは蛾の幼虫やツゲノメイガなどの虫害です。
その他、ダニやカイガラムシにも注意しましょう。
発生が見られたら、専用の薬剤を農協さんで聞いてください。