Q.落葉性ツツジの管理

Q.
ツツジの剪定方法についてお尋ねします。
落葉性のツツジを昨年手に入れたのですが、手元に届いたときは蕾が有り、花を咲かせました。
その後手入れをしない状態で今年になったのですが、花が咲きませんでした。
来年は花を咲かせたいのですが、どのようにすれば良いでしょうか。

A.
落葉性のツツジは、枝わかれも少なく萌芽力も弱いと言われていますので、自然の樹姿が保たれるように、混み合った枝を切り除く程度に剪定しましょう。

7月頃には、しっかりした枝先に花芽をつけますので、剪定の遅れや7月以降に枝先を切ってしまうと花芽を切ることになり、翌春花が咲きませんので注意してください。剪定時期は、常緑性のツツジでも同じです。

花芽を加害する害虫ですが、5~9月に発生するベニモンアオリンガという蛾の幼虫は、秋になると枝先にできた花芽を食害します。
9月から10月にかけて2~3週間おきに、オルトラン液剤(250~500倍)、チューリサイド水和剤(1,000倍)などの殺虫剤を散布しましょう。(小河)