Q.ハナミズキ・ヤマボウシの異常について

Q.
ハナミズキ・ヤマボウシの葉の周辺が褐変して枯れている、あるいは、小枝が枯れている、あるいは葉にうどん粉状の斑点がついているなどの相談について、回答してください。

A.
以前にも葉の病気について紹介したことがありますが、病気の発生時期になりましたので、再度注意点を書いておきます。

開葉後まもなく、幼葉・若葉に赤褐色で大きさ1~3位の小さな斑点を生じる「とうそう病」、

初夏の頃からは新梢や若葉にうどん粉状の白粉を生じ、幼茎は縮れて枯れる「うどんこ病」、

6月頃からは葉に灰褐色から褐色の小さな円斑を生じ、やがて褐色から茶褐色の数cmの円~紡錘形の輪紋斑となる「輪紋葉枯病」、

・・・などが発生します。

これらの病状(症状)を見つけたら、早めに下記の殺菌剤を散布しましょう。

*うどんこ病:トリフミン水和剤(3,000倍)、モレスタン水和剤(2,000倍)、マネージ乳剤(1,000倍)または殺虫・殺菌剤のヒットゴールド液剤AL(原液)

*輪紋葉枯病:ベンレート水和剤(2,000倍)、Zボルドー(500倍)

*樹木類のとうそう病には登録農薬はありませんが、かんきつ類やウメには上記の輪紋葉枯病に使用できるZボルドーが登録されています。(小河)