Q.ハナミズキの剪定と病気

Q.
ハナミズキの剪定の仕方が分からないので教えてほしい。
また、葉が白くなる病気のようだ。
対処法も教えてほしい。

A.
私の考えですが
本種は日本の気候や風土に適合度が低いのでは?
日本の空気中の湿度がハナミズキには高すぎるのではないか?と思います。

なぜなら、年に10回以上消毒してもウドンコ病は発生します。
消毒の回数が多ければ軽い症状で済みますが、
それでも葉が白くなることは多くあります。

剪定の仕方としては、できるだけ小枝の剪定にとどめるということです。
枝の直径が10円玉以上の枝を剪定すると非常に弱ってきます。
特に主幹(芯)を剪定すると3~5年程度で枯れてしまう傾向が見られます。

ハナミズキは花が美しいので大変人気がありますし、
中には大木に生長しているものも見かけます。
どういった環境で育ちが良いか、どういった剪定で状態が良いか、
ハナミズキに限らず樹木や山の中を実際によく見て学ぶことが大事かと思います。(古賀)