Q.
8月のブログには、ツツジの立ち枯れと病気に対するアクセスが多くありましたので、立ち枯れの原因といくつかの病気について記載します。
A.
ツツジ類では、植栽数年後に株毎枯れるが原因は何でしょうとの問い合わせが良くあります。
枯れた株は、植えた当時のままの根鉢がついて引き抜ける場合が多いものです。
これは、植栽時の根鉢から植栽場所の土に根が伸びずに、根鉢の中だけで成育しているため、根詰まりを起こして弱っている証拠です。
ツツジ類のように細い根が多い樹種は植えつける時に根鉢をくずし、細根をある程度整理してから植え土になじませるように丁寧に植えつけることが肝要です。
植栽後の成長は良くありませんが、数年後には立派な株になります。
ツツジ類には、葉の病気でもち病、葉斑病、褐斑病、輪紋葉枯病が記載されていますので、毎年激しい被害が発生する株には、発生が予想される時期に予防的に殺菌剤を散布しましょう。
また、被害の発生が認められたら早めに殺菌剤を散布しましょう。(小河)
*もち病:Zボルドーの500倍液、バシタック水和剤75の1,000倍液
*葉斑病:ペンコゼブ水和剤600倍液
*褐斑病:トップジンMの1,500倍液
*輪紋葉枯病:ベンレート水和剤2,000倍液